1tの鉄のカタマリ

gemgem08282006-06-29

早朝。ずっと川に沿って歩く。小学生の時、いつも一緒に遊んでた友達のおうちが次々に見える。友達たちが、まだ、ここ八王子にいるのかどうかなんて、あたしにはわかんないけど、なんとなく朝ゴハンのいいにおいがしてきたり、お勝手口が開いてたり。あたしはなにを焦ってたんだろーて、不思議になるくらいなんだ。耳が遠くなった近所のおばあちゃんには、何回も大きい声で話せばいいだけなんだ。
「おはようございます」なんて久々の我が家。お風呂入っても、おばあちゃんが声かけてくるタイミングまでばっちりわかる。そんな得意気なあたし。

おばあちゃんの淋しそうな顔見て、今日は学校お休み。一日うちの中で。

ゴハンはあたし特製☆



あたしはお母さんお父さんに心配かけたくなくて、ポジティブ気取ってた。つもり。
全然大丈夫だよ。まぁそんなこともあるよねー とかって。悲しい話しは、大げさに、笑い話に変えちゃえばいい。



全部知ってた。
心配されてた。
ものすごく。


でも今あたし、病院の先生の前座っても、何て自分のこと話していいのか、全然わかんないんだ。





10時半。重いバッグが肩にくい込む。
いつもと違うあたしになる。
感情むきだし。自分の気持ちがうまく伝えられない子供は、泣いて、母親に伝えようとする。
あたしはどちらかというと
それより
自分の思い通りにならなくて泣く子の方に、似てるんじゃないのかな。